簿記論の学習を始める際、
- 独学で合格できるのか
- スタディングのような通信講座を使うべきか
- 費用に見合う効果はあるのか
と悩む方は多いと思います。
簿記論は税理士試験の中でも受験者数が多く、人気の科目である一方、範囲が広く、決して簡単な試験ではありません。
私自身、簿記2級合格後の2024年3月から学習を開始し、途中で転職による約6ヶ月のブランクがありながらも、最終的にスタディングを利用して2025年に簿記論へ合格しました。
本試験では自己採点で約65点、スタディングで固めた基礎が本試験レベルに十分対応していたと実感しています。
この記事では、実際にスタディングを利用して簿記論に合格した立場から、
- 独学とスタディングの違い
- それぞれのメリット・デメリット
- どちらが合格しやすいのか
を公平に比較し、本音で解説します。
これから簿記論の学習を始める方や、独学かスタディングかで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
スタディングの詳しいメリット・デメリットや実際の使用感については、以下の記事で詳しく解説しています。
独学でも合格は可能だが、合格可能性とコスパを両立するならスタディングが有力
結論から言うと、簿記論は独学でも合格は可能です。
税理士試験の中でも市販教材は充実していますし、自己管理能力が高く、時間を十分に確保できる方であれば、独学でも合格を目指すことはできます。
一方で、合格可能性を最大限に高めたいのであれば、スタディングのような通信講座を利用する方が有利だと感じました。
理由は主に次の3つです。
- 基礎完成までのスピードが速い
- カリキュラムに沿って効率よく演習できる
- コストパフォーマンスが非常に優れている
私自身、スタディングで基礎を固めた後にTACの市販問題集を解きましたが、初見でも約6割は解くことができました。
さらに総合問題でも初見で約70%、解き直しでは90%前後まで得点できるようになり、基礎力が確実に身についていることを実感しました。
費用面でも、スタディングは受講当時で約67,000円でしたが、合格祝い金制度により実質5万円以下で受講できました。
大手予備校の20〜30万円と比較すると、費用を大幅に抑えながら、十分な合格力を身につけることが可能です。
なお、これから簿記論と財務諸表論の両方を受験する予定の方には、簿財2科目セット(アドバンスパック)がおすすめです。
独学とスタディングの違いを比較【合格者視点】
独学とスタディングの最大の違いは、「学習効率」と「基礎完成までのスピード」です。
簿記論は範囲が非常に広く、単純に問題集を解くだけでは合格レベルに到達することはできません。
重要なのは、
- 試験に出る論点を正しく理解すること
- 効率よく演習を積むこと
- 本試験レベルに対応できる力を身につけること
です。
ここでは、独学とスタディングの違いに絞って解説します。
比較①:学習効率の違い
独学の場合、次のすべてを自分で行う必要があります。
- テキストを読んで理解する
- 重要な論点を見極める
- 適切な問題集を選ぶ
- 学習スケジュールを管理する
一見すると自由度が高いように見えますが、これは裏を返すと、すべてを自分で判断しなければならないということです。
簿記論は範囲が広く、論点ごとの難易度差も大きいため、どこに重点を置いて学習すべきかを見極めるのは簡単ではありません。
一方でスタディングの場合、講義と問題演習が体系的に整理されているため、試験に必要な範囲を効率よく学習することができます。
実際にスタディングの講義はスライド中心で構成されており、複雑な論点も視覚的に理解しやすい内容になっていました。
特に、次のような論点では講義の効果を強く実感しました。
- 退職給付
- 連結会計
- 企業再編
- キャッシュ・フロー計算書
- 本支店会計
- 特殊商品売買
これらの論点はテキストだけで理解するのが難しく、独学の場合は理解にかなりの時間がかかる可能性があります。
体感として、講義がなかった場合、理解にかかる時間は約1.7倍程度になっていたと思います。
つまり、同じ時間を使っても、スタディングの方が効率よく理解を進めることができるということです。
また、私は転職により約6ヶ月のブランクがありましたが、スタディングの講義を再度1周することで、短期間で理解を回復することができました。
講義があることで、理解を再構築しやすい点も大きなメリットだと感じました。
比較②:問題対応力の違い
簿記論に合格するためには、講義で理解するだけでなく、本試験レベルの問題に対応できる力を身につける必要があります。
この点で特に優れていると感じたのが、スタディングの「セレクト過去問」です。
セレクト過去問は、過去の本試験問題の中から、
- 難問・奇問を除き
- 合格に必要な良問のみを抽出し
- 現在の会計基準に合わせて調整した問題
で構成されています。
そのため、合格に直結する実力を効率よく身につけることができます。
実際にスタディングで基礎を固めた後、TACの市販問題集(個別計算問題集・総合計算問題集)を解いたところ、初見で6割程度は解くことができました。
さらに解き直しを行うことで、正答率は90%前後まで向上しました。
追加した問題集はこちら
これは、スタディングの講義と問題演習によって、本試験レベルに対応できる基礎力がしっかり身についていたためだと考えています。
使用した問題集とその具体的な使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。
比較③:費用の違い
独学とスタディングの大きな違いの一つが費用です。
それぞれの費用の目安は次の通りです。
独学の場合
- テキスト・問題集:約30,000〜40,000円
- 模試に申し込む場合 約30,000円
スタディングの場合(パックにより変動)
- 受講費用:約60,000~120,000円 筆者申し込み時 約67,000円 2科目合格の合格祝い金制度適用後:実質50,000円以下
- 追加問題集、模試 約40,000円
大手予備校の場合(パックにより変動)
- 約350,000〜400,000円
独学が最も安いことは間違いありません。
一方で、スタディングは独学よりも数万円高いものの、大手予備校と比較すると圧倒的に低価格です。
そして実際に受講して感じたのは、「この価格でここまでの内容を学べるのは非常にコスパが高い」ということです。
基礎講義、問題演習、セレクト過去問まで含まれており、合格に必要な学習環境が一通り揃っています。
数万円の追加投資で学習効率と合格可能性を大きく高められると考えれば、十分に価値のある投資だと感じました。
スタディングのメリットとデメリット
スタディングには多くのメリットがありますが、デメリットもあります。
ここでは実際に受講した立場から、正直に解説します。
より詳細なレビューについては、以下の記事で詳しく解説しています。
メリット①:基礎完成までのスピードが速い
最大のメリットは、基礎完成までのスピードです。
スタディングの講義はスライド中心で構成されており、論点の要点が整理されており基礎的な内容の演習で構成されているため、効率よく理解することができます。
特に、
- 退職給付
- 連結会計
- 企業再編
- CF計算書
などの難しい論点も、講義によってスムーズに理解することができました。
独学の場合、これらの論点を理解するまでにかなりの時間がかかる可能性があります。
体感として、講義がなかった場合、理解に約1.7倍の時間がかかっていたと思います。
メリット②:セレクト過去問の質が高い
スタディングの「セレクト過去問」は非常に優秀な問題演習機能です。
過去問の中から、
- 合格に必要な良問のみを抽出
- 現在の会計基準に対応
- 効率よく復習できる構成
となっており、無駄なく実力を伸ばすことができます。
この機能を活用することで、基礎完成後に市販問題集でも対応できるレベルまで到達することができました。
メリット③:コスパが非常に高い
スタディングの満足度は、個人的には100点満点です。
理由は、価格と内容のバランスが非常に優れているためです。
大手予備校の約1/5の価格でありながら、本試験レベルに十分対応できる実力を身につけることができました。
「コスパ最強」と言える講座だと感じています。
デメリットも存在しますが、工夫で対応することができます。
簿財2科目セットは「アドバンス」がおすすめな理由
スタディングの簿財2科目セットには、「ミニマム」「アドバンス」「フル」の3つのプランがありますが、合格を目指すのであればアドバンスを選ぶのがおすすめです。
理由は、合格に必要な演習量を確保するうえで重要な「直前対策模試」が含まれているためです。
ミニマムプランには直前対策模試が含まれていないため、問題演習量が不足しやすくなります。
簿記論は問題演習の量がそのまま得点力に直結するため、模試は必須といえます。
一方で、フルパックには冊子版のテキストや問題集、Q&Aチケットの追加などが含まれていますが、これらは必ずしも必要とは限りません。
スタディングはオンライン上で問題演習と復習が完結するため、冊子教材の必要性は高くなく、Q&Aチケットも基本的な学習を進めるうえでは十分な枚数がアドバンスプランに含まれています。
つまり、
- ミニマム:模試がなく演習量が不足しやすい
- フル:冊子教材や追加サポートが中心で費用が高い
- アドバンス:模試が含まれ、費用と内容のバランスが最も良い
という違いがあります。
合格に必要な演習量を確保しつつ、費用も抑えられるため、簿財2科目セットはアドバンスを選ぶのが最もコスパの良い選択です。
デメリット①:演習量は市販問題集で補強が必要
スタディングのデメリットは、演習量がやや少ない点です。
講義とセレクト過去問だけでも基礎は十分に完成しますが、本試験で安定して得点するためには、市販問題集での追加演習が有効です。
私自身、次の問題集を使用しました。
- TAC 個別計算問題集:2周以上
- TAC 総合計算問題集:3周以上
この追加演習により、本試験レベルの対応力を十分に身につけることができました。
使用した問題集の詳細や使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。
つまり、スタディングのデメリットは、市販問題集を併用することで十分に補うことが可能です。
デメリット②:講座のリリースが遅い
スタディングは講座のリリースが遅く、最後のリリースは3~4月となっています。
4月以降に問題演習を繰り返し行うための十分な時間を確保する必要があります。
とはいえ、受験生であれば追い込みが必要な時期になりますので大きなデメリットではないと思います。
独学のメリットとデメリット
独学にもメリットはありますが、注意すべき点もあります。
独学で合格した場合の勉強法については、以下の記事で詳しく解説しています。
独学のメリット
独学の最大のメリットは、費用が安いことです。
問題集とテキストだけで学習できるため、費用を最小限に抑えることができます。
また、自分のペースで学習できる点もメリットです。
独学のデメリット
一方で、独学には次のようなデメリットがあります。
- 理解に時間がかかる
- 学習管理が難しい
- モチベーション維持が難しい
簿記論は範囲が広いため、何をどの順番で学習すべきかを自分で判断する必要があります。
これは想像以上に難しく、非効率な学習になってしまう可能性があります。
スタディングで基礎を固めたことで本試験レベルに対応できた
私の学習期間は、ブランクを除いて実質11ヶ月、総学習時間は簿財で約1100時間でした。
スタディングで講義と問題演習を進めた後、市販問題集に取り組みました。
その結果、
- 初見の本試験過去問で合格レベル
- 解き直し:90%前後
まで得点できるようになりました。
本試験でも、自己採点で約65%を得点することができました。
これは、スタディングで基礎をしっかり固めたことが大きな要因だと感じています。
独学がおすすめな人
次のような方は、独学でも合格を目指すことは可能です。
- 自己管理能力が高い人
- 十分な学習時間を確保できる人
- 費用を最小限に抑えたい人
スタディングがおすすめな人
一方で、次のような方にはスタディングをおすすめします。
- 合格可能性とコスパを両立したい人
- 効率よく学習したい人
- 独学に不安がある人
- 大手予備校は高すぎると感じる人
他の通信講座も含めて比較したい方は、以下の記事をご覧ください。
まとめ:迷っているならスタディングは有力な選択肢
簿記論は独学でも合格は可能です。
しかし、合格可能性と学習効率、コストのバランスを考えると、スタディングは非常に有力な選択肢です。
私自身もスタディングを利用することで、本試験レベルに対応できる基礎力を身につけることができました。
簿記論の合格を目指す方は、自分に合った学習方法を選択することが重要です。
その中で、スタディングは有力な選択肢の一つになると思います。
私自身もスタディングを利用することで、本試験レベルに対応できる基礎力を身につけることができました。
講座の詳細やカリキュラムは、公式サイトで確認できます。
なお、これから簿記論と財務諸表論の両方を受験する予定の方には、簿財2科目セット(アドバンス)がおすすめです。
これから税理士試験を目指す方や、予備校選びで迷っている方にとって、スタディングは有力な選択肢の一つになると思います。
私が最終的にスタディングを選んだ理由は、以下の記事で詳しく解説しています。





