スタディング簿記論は足りないのか。
安いけど大丈夫なのか。
問題量が少ないと聞くけど本当に受かるのか。
購入を迷っているなら、ここが一番気になるはずです。
私は最終的にスタディングを選び、簿記論65点で合格しました。
ただし、問題集は追加しています。
つまり結論はシンプルです。
スタディングは足りない講座ではない。
ただし、使い方を間違えると足りなくなる。
そもそも、なぜ私が数ある予備校の中からスタディングを選んだのか。
なぜ私がスタディングを選んだのかについては以下の記事で解説しています。
この記事では、
- 本当に足りないのか
- どんな人は補強すべきか
- 私が実際に追加した問題集
- 補強しなければどうなっていたか
ここをすべて正直に書きます。
甘い成功談ではありません。
不安を数字で潰した過程です。
迷っているなら、最後まで読んで判断してください。
※財務諸表論については、こちらで詳しく解説しています。
▶︎ スタディング財務諸表論は足りない?72点合格者の補強と結論
スタディング簿記論は足りるのか結論
スタディング簿記論は足りないのか。
結論から言います。
合格は可能です。
実際、私はスタディングを軸にして簿記論65点で合格しました。
ただし、もう一歩踏み込みます。
「スタディングだけで絶対大丈夫」とも言いません。
合格に必要な内容はそろっています。
理論が足りない、論点が抜けている、といった致命的な欠陥はありません。
しかし、演習量は自分で補う前提の講座だと考えています。
ここを理解せずに受講すると、「足りない」という不安に飲まれます。
逆に、
- 基礎はスタディングで固める
- 量と処理速度は自分で積む
この前提で進めれば、十分に戦えます。
私は合格可能性を高めるために問題集を追加しました。
結果として、それは正解だったと思っています。
スタディングは合格に必要な内容はそろっています。
まずは基礎を固め、処理速度に不安があれば補強する。この順番で十分戦えます。
足りないと感じたのは内容ではない
正直に言うと、私は具体的な論点不足を感じたことはありません。
どこかの分野が弱い、説明が足りない、という感覚はありませんでした。
では、なぜ「足りない」と思ったのか。
それは事前情報です。
ネットや口コミで
「スタディングは足りない」
「演習量が少ない」
といった声を見ていました。
受講前から、どこかで不安を抱えていたのです。
でも実際に講義を進めてみると、内容そのものに欠陥は感じませんでした。
不安の正体は別のところにありました。
それが、処理速度と演習量です。
補強前の実力と現実
補強を決断したきっかけは、ある総合問題でした。
60分想定の問題。
初回は80分かかりました。
解けないわけではありません。
理解はしている。
でも、時間が足りない。
これでは本試験で戦えません。
簿記論は計算のみの試験です。
時間との勝負です。
この時点で確信しました。
「このままでは間に合わない」
内容不足ではない。
処理速度不足です。
ここで初めて、問題集の追加を本気で検討しました。
私が追加した教材
追加したのは以下です。
追加費用はおよそ2万5千円。
高いと感じましたか?
私はそうは思いませんでした。
スタディング自体が圧倒的に安い。
通学と比較すればまだ大きな差があります。
「合格可能性を上げる投資」
そう考えれば、合理的な金額でした。
TACの市販問題集についてはこちらの記事でレビューしています。
簿記論 TAC 市販問題集 レビュー|難易度・おすすめ度を合格者が解説
TAC個別計算問題集でやったこと
個別計算問題集は、合計で3周前後回しました。
時間は測っていません。
ここは正直に言います。
ただ、明確な変化はありました。
- 苦手論点を重点反復
- 仕訳精度の向上
- 計算スピードの安定
個別は「処理力の基礎固め」に最適です。
特別な難問対策ではありません。
むしろ基礎の反復です。
ここで重要なのは、難問を追わないこと。
簿記論は満点勝負ではありません。
安定して点を取るための精度向上が目的です。
総合問題で時間を測る
総合問題集は2周以上解きました。
スタディング内の問題も複数回転しています。
ここで必ずやったこと。
時間を測る。
最初は80分。
これでは話になりません。
繰り返し回転し、徐々に短縮。
最終的には57分まで縮みました。
この数字は大きいです。
60分想定の問題を57分で安定して処理できる。
これが本試験の安心感につながりました。
大原模試の役割
会場模試は受けていません。
ただし、大原の模試問題は解いています。
模試の目的は順位ではありません。
- 本番形式に慣れる
- 問題量に慣れる
- 緊張感を再現する
これだけで十分です。
模試を解くことで、自分の立ち位置も把握できます。
本番で見たことのない形式が出ても崩れない。
その土台づくりです。
大原の簿記論の模試のレビューはこちら。
税理士 簿記論 大原 直前対策模試パック レビュー
本試験当日の感覚
本試験は、想定内からやや難しい程度。
第3問は見慣れない形式でした。
正直、詳細に分析できるほど特殊だったわけではありません。
でも「初見」という点では不安要素です。
それでも崩れませんでした。
時間に余裕があれば、焦りません。
処理力は精神安定剤になります。
結果は65点。
余裕の満点ではありません。
でも、確実な合格点でした。
補強しなければどうなっていたか
ここは少し厳しく言います。
私は、補強していなければ落ちていた可能性が高いと思っています。
「0%ではないが厳しい」
これが正直な感覚です。
理由は単純です。
- 処理速度が不安定
- 本試験形式への慣れ不足
この状態で本番に入っていたら、第3問の初見形式で崩れていた可能性は十分あります。
簿記論は、理解よりも安定性の試験です。
多少難しくても、崩れない人が受かります。
補強は、その安定性を作るための作業でした。
直前期の勉強量という前提
もう一つ大事なことがあります。
直前期、かなり勉強しました。
- 平日5時間
- 休日10時間
正直、楽ではありません。
だからこそ言えます。
補強+勉強時間の掛け算で合格したという感覚です。
スタディングだけで受かる人もいると思います。
でも、それは
- 処理速度がもともと速い
- 回転数を十分確保できる
- 直前期に時間を確保できる
こういった条件がそろっている人でしょう。
私は、保険をかけました。
スタディングは本当に足りない講座か
ここで誤解しないでほしいことがあります。
スタディングは「足りない講座」ではありません。
むしろ、
- 価格が安い
- 必要な範囲は網羅
- 講義はコンパクト
という強みがあります。
ただし、演習量は自分次第です。
通学講座のように大量のプリントが勝手に積み上がるわけではありません。
ここを「足りない」と感じる人がいる。
でも、それは設計思想の違いです。
スタディングは、
必要最小限+自走型
このタイプの講座です。
補強すべき人の特徴
次のどれかに当てはまるなら、補強は前向きに検討すべきです。
- 60分問題で時間オーバー
- 初学者
- 簿記2級レベルがあやしい
- 安全圏で受かりたい
- ネットの「足りない」という声に不安を感じている
特に、「時間が足りない」は危険信号です。
理解しているのに間に合わない。
これは練習量の問題です。
補強しなくても受かる人
一方で、補強なしでも受かる人はいます。
- スタディング問題を完璧に回せる
- 直前期に十分な勉強時間を確保できる
もしあなたが
「今のままで時間は安定している」
と言えるなら、無理に追加する必要はありません。
大事なのは、冷静な自己分析です。
補強は難問対策ではない
ここを間違えないでください。
私がやった補強は、難問対策ではありません。
- 基礎の反復
- 総合問題の時間測定
- 本試験形式への慣れ
これだけです。
簿記論で落ちる人の多くは、
- 難問に時間を使いすぎる
- 完璧主義
- 基礎回転不足
このどれかです。
補強の目的は「安心して回せる状態」を作ること。
難しい問題を解けるようになることではありません。
2万5千円は高いか
追加費用は約2万5千円。
講座費用と合わせても、通学よりは圧倒的に安いです。
仮に補強せずに落ちた場合。
- もう一年
- 追加受講料
- 精神的コスト
どちらが高いかは明らかです。
私は「必要経費」と考えました。
よくある質問:最初から問題集を買うべきか
答えは、NOです。
まずはスタディングで基礎を固める。
総合問題を解く。
そこで初めて判断すべきです。
いきなり全部そろえる必要はありません。
私は、総合問題1題で80分という現実を見てから動きました。
数字で判断すれば、迷いません。
第3問が初見でも崩れなかった理由
本試験で一番怖いのは初見形式です。
第3問は見慣れない形でした。
でも、崩れませんでした。
理由は単純です。
- 処理速度に余裕があった
- 基礎精度が安定していた
- 57分水準まで仕上げていた
余裕は、冷静さを生みます。
冷静さは、失点を防ぎます。
これが補強の本当の価値です。
スタディングだけで本当に受かるのか
ここが一番気になるところだと思います。
スタディングだけで受かる人はいますか?
いると思います。
実際、合格したからこそ言えます。
内容は最低限どころか、合格に必要な水準は満たしています。
ではなぜ「足りない」と言われるのか。
それは、
- 問題量が通学より少ない
- 強制力が弱い
- 自分で回転数を確保する必要がある
この3つです。
つまり、講座の質というより、使い方の問題です。
足りないのではなく、回せていない
厳しいことを言います。
足りないと感じる人の多くは、回転不足です。
- 問題を1回しか解いていない
- 時間を測っていない
- 総合問題を避けている
これでは、どの講座でも厳しいです。
スタディングは「やれば伸びる」タイプの講座です。
逆に言えば、やらなければ伸びません。
私は補強しましたが、それ以上に回しました。
直前期はかなり追い込みました。
ここはごまかせません。
補強で変わった一番大きなこと
時間短縮です。
80分 → 57分。
この変化がすべてです。
点数よりも、まず時間。
簿記論は時間の試験です。
処理速度が安定すれば、点数も安定します。
補強によって得られたのは、
- 初見耐性
- 精度
- 安心感
この3つでした。
不安を消す一番の方法
ネットで情報を探すことではありません。
演習量です。
「足りない」という声を何十件読んでも、不安は消えません。
でも、
- 総合問題を5回解く
- 時間を測る
- 60分を切る
これで不安は一気に消えます。
私は57分まで縮んだとき、初めて安心しました。
補強の再現性はあるか
ここは大事です。
私だけ特別だったのか?
答えはNOです。
やったことはシンプルです。
- 個別を3周前後
- 総合を2題以上
- 模試で形式慣れ
- 直前期に勉強時間を確保
特別なテクニックはありません。
再現性はあります。
ただし、楽ではありません。
スタディングを信じること
最後に一つ。
スタディングを選ぶなら、途中で疑わないことです。
「やっぱり通学の方がよかったかも」
この迷いが一番危険です。
私は補強しましたが、軸は最後までスタディングでした。
講座を信じて回転する。
これが一番大事です。
こんな人はスタディング向き
- 社会人で時間が限られている
- コストを抑えたい
- 自走できる
補強はできます。
でも、軸がないと意味がありません。
スタディングに向いているか診断したい方はこちらの記事で解説しています。
【診断】スタディング税理士(簿財)に向いている人・向いていない人
結論
スタディング簿記論は足りない講座ではありません。
ただし、演習量を自分で積む覚悟が必要です。
不安なら、問題集を追加する。
それは逃げではありません。
合理的な判断です。
私は、
- スタディングを軸に
- 必要な分だけ補強し
- 直前期に追い込み
- 65点で合格しました
完璧ではありません。
でも、再現可能です。
まずはスタディングで基礎を固める。
時間が間に合わなければ補強する。
この順番で十分です。
私がスタディングで簿財に同時合格した体験談はこちらで解説しています。
スタディングで簿記論・財務諸表論に同時合格した体験談
不安は数字で判断できます。
まずはスタディングで基礎を固め、時間を測り、それから補強を検討する。
よくある不安に答える
ここからは、実際によく聞かれる疑問に答えます。
Q1. 最初から問題集を買っておくべき?
おすすめしません。
まずはスタディングで基礎を固める。
総合問題を解く。
そこで初めて判断する。
私も、いきなり全部そろえたわけではありません。
60分想定が80分だった。
この「数字」を見て動きました。
感情ではなく、結果で判断してください。
Q2. 補強しすぎると時間が足りなくならない?
なります。
だからこそ、追加は最小限に絞るべきです。
私がやったのは、
- 個別3周前後
- 総合2題以上
- 模試で形式慣れ
これだけです。
いろいろ手を出していません。
簿記論は「広げる」より「回す」試験です。
Q3. 直前期に時間を確保できない場合は?
正直に言います。
かなり厳しくなります。
私は直前期に、
- 平日5時間
- 休日10時間
追い込みました。
ここまでやれない場合は、早めに処理速度を安定させる必要があります。
その意味でも、補強は早いほど有利です。
この記事を読んでいるあなたへ
おそらく今、
- スタディングで本当に足りるのか
- 追加教材は必要か
- お金を無駄にしたくない
このどれかで迷っているはずです。
大丈夫です。
判断基準はシンプルです。
私がなぜスタディングを選んだのかについてはこちらの記事で解説しています。
判断基準はこれだけ
次の問いに答えてください。
- 60分想定問題を60分以内で安定して解けるか
- 総合問題を複数回回しているか
- 初見形式でも崩れない自信があるか
YESが多ければ、そのままで大丈夫です。
NOが多ければ、補強を検討してください。
それだけです。
スタディングは「足りない講座」ではない
もう一度言います。
スタディングは足りない講座ではありません。
- 価格は安い
- 内容は十分
- 必要論点は網羅
ただし、量は自分で積む必要があります。
そこを理解せずに受講すると、不安になります。
理解していれば、武器になります。
私の最終結論
私は、
- スタディングを軸にした
- 処理速度に不安を感じた
- 問題集を追加した
- 57分水準まで仕上げた
- 65点で合格した
補強は必須とは言いません。
でも、合格可能性を上げる合理的な選択だったと断言できます。
最後に
もしあなたが迷っているなら、こう考えてください。
まずはスタディングで基礎を固める。
総合問題を解く。
時間を測る。
そこで初めて判断する。
足りないかどうかは、他人の声ではなく、自分の数字で決める。
それが一番確実です。
スタディングを信じて回転する。
不安なら補強する。
この順番で、十分に戦えます。
あなたが冷静に判断できることを願っています。
