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簿記論 財務諸表論

税理士試験 簿記論・財務諸表論の勉強法完全ガイド

税理士試験の簿記論と財務諸表論の勉強法完全ガイドを合格者が解説し、勉強時間や勉強順、完成度の目安を実体験をもとに紹介

税理士試験の勉強を始めようと思ったとき、多くの人が最初に悩むのが「どの科目から勉強すればいいのか」という点です。

税理士試験は全部で11科目あり、その中から5科目に合格する必要があります。

そのため、最初の科目選びは今後の受験計画にも大きく影響します。

その中でも、税理士試験の受験生の多くが最初に選ぶのが

簿記論と財務諸表論

の2科目です。

実際、多くの予備校でも簿記論と財務諸表論を同時に勉強するカリキュラムが組まれており、最初の受験科目としてこの2科目を選ぶ人が多くなっています。

しかし、初めて税理士試験の勉強を始める人の中には

・簿記論と財務諸表論は同時に勉強すべき?
・社会人はどのくらい勉強時間が必要?
・どこまで勉強すれば合格できる?

といった疑問を持つ人も多いと思います。

私自身も働きながら税理士試験の勉強を始め、簿記論と財務諸表論を同時に勉強しました。

結果として、簿記論は自己採点65点、財務諸表論は自己採点72点で合格しています。

この記事では、税理士試験の簿記論・財務諸表論について

・勉強時間の目安
・勉強の進め方
・合格するための完成度

などをまとめて解説します。

簿記論と財務諸表論をこれから勉強する人や、社会人として税理士試験に挑戦しようと考えている人の参考になればと思います。

この記事を読むとわかること

・税理士試験で簿記論と財務諸表論から受験する人が多い理由
・簿記論と財務諸表論は同時に勉強すべきなのか
・社会人の勉強時間の目安
・簿記論と財務諸表論の完成度の目安
・簿財同時合格を目指す勉強の流れ


税理士試験の簿記論・財務諸表論とは

税理士試験は、全部で11科目の中から5科目に合格する必要があります。

その中で、最初の受験科目として選ばれることが多いのが

・簿記論
・財務諸表論

の2科目です。

この2科目はどちらも会計科目であり、内容も大きく関連しています。

簿記論は主に

計算問題

が出題される科目です。

一方、財務諸表論は

・計算問題
・理論問題

の両方が出題されます。

そのため、簿記論の計算力が身についていると、財務諸表論の計算にも対応しやすくなります。

多くの受験生がこの2科目から勉強を始めるのも、こうした科目の関連性があるためです。

なお、税理士試験の勉強を始める際に

「簿記2級や3級の知識は必要なのか」

と疑問に思う人も多いと思います。

簿記の知識がどの程度必要なのかについては、こちらの記事でも解説しています。

税理士試験 簿記論・財務諸表論に日商簿記2級は必要?合格者が解説
税理士試験 簿記論・財務諸表論に日商簿記3級は必要?合格者が解説


簿記論と財務諸表論は同時受験すべき?

簿記論と財務諸表論を勉強する場合、

・同時に勉強するべきなのか
・どちらかを先に勉強するべきなのか

と悩む人も多いと思います。

結論から言うと、

簿記論と財務諸表論は同時に勉強する人が多いです。

理由は大きく2つあります。

1つ目は、範囲が重複している部分が多いことです。

簿記論で学ぶ仕訳や計算の知識は、財務諸表論の計算問題でもそのまま使うことができます。

そのため、簿記論の計算力が身についていると、財務諸表論の計算にも対応しやすくなります。

2つ目は、勉強効率が良いことです。

簿記論だけを勉強してから財務諸表論を始めるよりも、最初から同時に勉強したほうが効率よく知識を積み上げることができます。

実際、多くの予備校でも簿記論と財務諸表論を同時に勉強するカリキュラムが組まれています。

簿記論と財務諸表論の勉強順については、こちらの記事でも詳しく解説しています。


簿記論・財務諸表論の勉強時間の目安

税理士試験の勉強を始めるとき、多くの人が気になるのが

どのくらいの勉強時間が必要なのか

という点です。

簿記論と財務諸表論はどちらもボリュームが大きい科目です。

そのため、ある程度まとまった勉強時間が必要になります。

一般的には、簿記論と財務諸表論の勉強時間の目安として

1,000時間前後

と言われることも多いです。

ただし、必要な勉強時間は

・簿記の知識
・勉強方法
・学習ペース

などによって大きく変わります。

社会人として働きながら勉強する場合は、平日と休日の勉強時間の確保も重要になります。

簿記論と財務諸表論の勉強時間については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
税理士試験 簿記論の勉強時間はどれくらい?社会人合格者のリアル
税理士試験 財務諸表論の勉強時間はどれくらい?社会人合格者のリアル

社会人の簿財勉強スケジュール

簿記論と財務諸表論を同時に勉強する場合、特に社会人にとって重要になるのが

勉強時間の確保

です。

学生と違い、社会人は仕事をしながら勉強する必要があります。そのため、勉強スケジュールをある程度決めておくことが重要になります。

私の場合、直前期の勉強時間はおおよそ

・平日:5時間
・休日:10時間

というペースでした。

もちろんこれは直前期の話であり、勉強を始めたばかりの時期からこの勉強時間を確保していたわけではありません。

最初の頃は

・1日1〜2時間程度

からスタートし、徐々に勉強時間を増やしていく形でした。

社会人の場合、いきなり長時間勉強するのは難しいことも多いため、

少しずつ勉強時間を増やしていく

という方法が現実的だと思います。

社会人の簿財勉強スケジュールについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
社会人向け:簿財の勉強時間とスケジュール例【実体験ベース】


簿記論はどこまで勉強すれば合格できる?

簿記論を勉強していると、

「どこまで勉強すれば合格できるのか」

と疑問に思う人も多いと思います。

簿記論は計算量が多く、出題範囲も広い科目です。
そのため、すべての論点を完璧に仕上げようとすると終わりが見えなくなることもあります。

しかし実際には、

すべての問題を解ける必要はありません。

簿記論では

・難問
・時間のかかる問題

などが出題されることもありますが、合格するために重要なのは

取れる問題を確実に取ること

です。

そのため、

・基礎論点を確実に解ける
・ケアレスミスを減らす
・安定して得点できる

といった完成度を目指すことが重要になります。

簿記論の完成度については、こちらの記事で詳しく解説しています。
税理士試験 簿記論はどこまで勉強すれば合格できる?合格者の完成度を紹介


財務諸表論はどこまで勉強すれば合格できる?

財務諸表論は簿記論と違い、

・計算問題
・理論問題

の両方が出題される科目です。

そのため、

・理論をどこまで暗記すればいいのか
・計算はどの程度できればいいのか

と悩む人も多いと思います。

財務諸表論では、多くの予備校が

計算で40点以上

を一つの目安としていることが多いです。

理由は、理論問題は採点基準が読みづらく、

・どの程度点数がもらえるのか
・どの程度部分点が入るのか

が分かりにくいからです。

そのため、

計算でしっかり得点すること

が合格の安定につながります。

また、財務諸表論の計算問題は

財務諸表の作成

が中心になることが多く、計算そのものの難易度が極端に高い問題ばかりではありません。

そのため、簿記論の計算がある程度できるようになっていれば、財務諸表論の計算にも対応できるケースは多いです。

財務諸表論の完成度については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
税理士 財務諸表論はどこまで勉強すれば合格できる?合格者の完成度


簿記論と財務諸表論は難易度が違う

簿記論と財務諸表論は同じ会計科目ですが、試験の性質は少し違います。

簿記論は

計算量が非常に多い科目

です。

本試験でも多くの計算問題が出題されるため、計算のスピードや正確性が重要になります。

一方、財務諸表論は

・理論問題
・計算問題

の両方が出題されます。

そのため、簿記論のような計算量の多さというよりも、

計算と理論のバランス

が重要になります。

また、財務諸表論は年によって合格率の差が大きい科目でもあります。

近年でも合格率は

・8%台の年
・30%を超える年

など大きく変動しています。

そのため、

試験の難易度によって合格ラインが変わりやすい

という特徴があります。

簿財同時合格を目指す勉強の流れ

簿記論と財務諸表論を同時に勉強する場合、勉強の進め方もある程度意識しておくことが重要です。

基本的な流れとしては、

  1. 講義で基礎を理解する
  2. 問題演習で計算力を身につける
  3. 直前期に実戦形式の問題を解く

という流れになります。

特に簿記論は計算量が多いため、

問題演習の量と精度

が重要になります。

一方、財務諸表論は

・計算
・理論

の両方があるため、理論の勉強も並行して進める必要があります。

ただし、理論についてはすべてを完璧に暗記するのは簡単ではありません。

そのため、

・基本的な理論を理解する
・書ける部分を増やしていく

という形で完成度を上げていくことが重要になります。


簿財の直前期の勉強

税理士試験では、直前期の勉強も非常に重要です。

直前期には

・総合問題
・本試験形式の問題

などを解きながら、実戦的な力を身につけていきます。

また、この時期は

ケアレスミスを減らすこと

も重要になります。

簿記論は計算科目のため、小さなミスがそのまま失点につながることも多いです。

そのため、

・ミスした部分をメモする
・同じミスを繰り返さない

といった意識も大切になります。

直前期の勉強方法については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
社会人簿記論・財務諸表論同時合格者の直前期の1日の勉強スケジュール


簿財の勉強で意識していたこと

簿記論と財務諸表論を勉強していると、

・どこまで勉強すればいいのか
・この完成度で合格できるのか

と不安になることも多いと思います。

私自身も本試験直前まで、

「この完成度で大丈夫なのか」

と不安を感じることがありました。

特に財務諸表論は理論の範囲が広く、

すべての理論を覚えるのは難しい

と感じることも多いと思います。

実際、本試験では

・たまたま覚えていた理論が出る
・覚えていない理論が出る

といった運の要素があるのも事実です。

私の場合も、たまたま理解していた理論が出題された部分があり、その分の得点は大きかったと思います。

そのため、

完璧を目指すよりも、合格ラインを超える完成度を目指す

という意識で勉強を続けることが重要だと思います。


簿財は講座を利用する人も多い

簿記論と財務諸表論はどちらもボリュームが大きい科目です。

そのため、独学で勉強するのが難しいと感じる人も少なくありません。

特に社会人の場合は

・勉強時間が限られる
・効率よく勉強したい

という人も多いと思います。

そのため税理士試験では、

通信講座を利用して勉強する人も多い

です。

通信講座を使うメリットとしては、

・カリキュラムに沿って勉強できる
・重要論点が整理されている
・勉強のペースを作りやすい

といった点があります。

税理士講座については、こちらの記事でも比較しています。

簿財同時合格を目指す人へのポイント

ここまで、税理士試験の簿記論・財務諸表論の勉強法について解説してきました。

最後に、簿財同時合格を目指すうえで意識しておきたいポイントをまとめます。

まず重要なのは、

簿記論と財務諸表論は関連性が高い科目であること

です。

簿記論で学ぶ仕訳や計算の知識は、財務諸表論の計算問題でもそのまま使われます。

そのため、

・簿記論の計算力を身につける
・その知識を財務諸表論にも活かす

という形で勉強を進めると効率よく理解を深めることができます。

また、簿財の勉強では

完璧な完成度を目指しすぎないこと

も大切です。

税理士試験は範囲が広いため、すべての論点を完璧に仕上げようとすると終わりが見えなくなることもあります。

そのため、

・基礎論点を確実に理解する
・取れる問題を落とさない

という完成度を目指すことが重要になります。


簿記論と財務諸表論の完成度の目安

簿記論と財務諸表論で合格する人の完成度は、おおよそ次のようなイメージです。

簿記論では

・基礎論点はほぼ確実に解ける
・取れる問題を落とさない
・ケアレスミスが少ない

といった状態を目指します。

一方、財務諸表論では

・計算で40点以上を狙える
・基本的な計算論点は解ける
・理論はある程度書ける

といった完成度が一つの目安になります。

もちろん年によって試験の難易度は変わるため、必ずこの完成度で合格できるとは限りません。

ただし、

合格ラインを超える完成度を作る

という考え方は重要です。


簿財の勉強は長期戦になりやすい

税理士試験は合格までに時間がかかる資格です。

そのため、勉強を続けていると

・思うように点数が伸びない
・この勉強方法で大丈夫なのか

と不安になることもあります。

私自身も、本試験直前まで

「この完成度で受かるのか」

と感じることがありました。

それでも、

・基礎を固める
・ミスを減らす
・取れる問題を確実に取る

という意識で勉強を続けた結果、簿記論と財務諸表論の両方に合格することができました。


まとめ:簿財は同時に勉強する人が多い

税理士試験の簿記論と財務諸表論は、多くの受験生が最初に選ぶ科目です。

この2科目は内容の関連性も高く、同時に勉強することで効率よく理解を深めることができます。

簿財同時合格を目指す場合は、

・勉強時間を確保する
・基礎論点を固める
・取れる問題を確実に取る

といった完成度を意識することが重要になります。

簿記論と財務諸表論はボリュームの大きい科目ですが、計画的に勉強を進めれば合格は十分に狙える科目です。

これから税理士試験の勉強を始める人や、簿財同時合格を目指している人の参考になれば幸いです。

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