スタディング財務諸表論は、価格の安さやスマホ学習の手軽さから人気のある通信講座ですが、
・スタディングだけで本当に合格できるのか
・理論があるのに、通学なしで大丈夫なのか
・問題演習量は足りるのか
と不安に感じている方も多いと思います。
結論から言うと、スタディングでも財務諸表論に十分合格可能です。
この記事では、スタディングで財務諸表論に合格した実体験をもとに、
・スタディングで財務諸表論に合格できる理由
・実際の勉強時間とスケジュール
・合格できた具体的な勉強法(※理論の細かい暗記手順は深掘りしません)
・スタディングで合格する人の特徴
を解説します。
これからスタディングで財務諸表論を受験する方は、ぜひ参考にしてください。
「財表3か月で合格」は誰でも再現できる話ではない
先に前提だけは明確にしておきます。
私は「財務諸表論だけを抽出すると実質3か月ほど」と言える学習期間で合格しましたが、これは誰でも再現できる話ではありません。
理由は、以下の通りです。
・前提:簿記論の学習で計算がほとんど仕上がっていた
・要素:本試験で、たまたま覚えていた理論が出題された
・要素:合格率が高い年だった(運の要素)
そのため、「財務諸表論が3か月で受かる」と一般化はできません。
一方で、私としては、平均的な合格率の年でも合格できていた可能性は高いとも感じています。
理由は、運だけではなく、
・スタディングの講義で基礎理解ができていた
・直前期に学習時間を確保できた
・理論を含めて優先順位を明確にしていた
という「再現できる部分」があったからです。
この記事では、再現できる部分を中心に整理します。
スタディングは無料で講義を体験できます。自分に合うか確認してから受講できるので安心です。
スタディングでも財務諸表論に十分合格できる
結論から言うと、スタディングだけでも財務諸表論に合格することは十分可能です。
私自身、
・スタディングをメイン講座として使用
・簿記論・財務諸表論に同時合格
することができました。
実際に使用してみて感じたのは、スタディングは
・講義の質が高い
・重要論点が整理されている
・スマホでいつでも学習できる
という点で、財務諸表論の合格に必要なインプットは十分にカバーできる講座です。
一方で、
・問題演習量は足りるのか
・理論の暗記が間に合うのか
と不安を感じる方もいると思いますが、勉強法を工夫すれば問題ありません。
スタディングで簿記論・財務諸表論に同時合格した体験談は、以下の記事で詳しく解説しています。
スタディング財務諸表論の特徴
簿記論・財務諸表論の講座としては、スタディング以外にもTACや大原が有力です。
ただ、スタディングには通学型と違う特徴があります。
通学不要で、学習の着手ハードルが低い
スタディング最大の強みは、通学が不要でスマホ学習ができる点です。
私が受講前に一番不安だったのは「続くかどうか」でしたが、スタディングは
・机に向かわなくても、まず1講義だけ見られる
・移動や準備がいらない
・勉強ゼロの日を作りにくい
という意味で、継続しやすかったです。
カリキュラム通りに進めやすい(迷いにくい)
スタディングは、基本的に
講義視聴 → 演習
の流れが明確です。
私は原則として、スタディングのカリキュラム通りに進めました。
学習で詰まりやすいのは「次に何をやるべきか分からない状態」ですが、迷う時間が減るのは大きいと感じました。
財務諸表論は「表示・注記」の慣れが必要
財務諸表論は、計算と理論の両方がある科目です。
そのうえで、実際に勉強して感じたのは、
・計算力だけで押し切るのは難しい
・表示・注記など「慣れ」で差が出る部分がある
ということでした。
この「慣れ」の部分は、講座だけで完璧にするというより、演習で補うのが現実的です。
実際の勉強時間とスケジュール
私の学習は、簿記論・財務諸表論の同時合格が前提です。
・簿財あわせて:1年くらい
・財務諸表論だけ抽出:3か月ほど(※簿記論の計算が仕上がっていた前提)
学習時間は、時期によって差があります。
・通常期:平均2時間程度
・直前期:平日5時間、休日10時間
直前期に学習時間を増やせたことは、合格に直結したと思います。
「勉強時間の目安」については、別記事でもまとめています。
合格できた勉強法の全体像
ここから具体的な勉強法です。
私が意識していたのは、次の2点です。
・スタディングの流れ(講義→演習)を崩さない
・理論は「全部やる」より、優先順位を決めて共倒れを避ける
特に理論は、財務諸表論の中でも差がつきやすい一方で、時間をかければかけるほど伸びるとも限りません。
私は理論の暗記が得意ではなく、遅れた時点で「全部やるのは無理」と判断しました。
そのため、
・スタディングの「理論記述練習」を軸にする
という割り切りをしています。
ここは誤解されやすいので補足しますが、私は「理論を軽視してよい」と言いたいわけではありません。
あくまで、
・限られた時間の中で
・簿記論との同時合格を狙い
・共倒れを避けるための優先順位
として最低限に寄せた、という話です。
理論暗記の失敗と対策
理論を始めるのが遅かった(4月スタート)
理論を始めたのは4月からでした。
今振り返ると遅いですが、当時は簿記論の計算を優先していました。
間に合わない前提の勉強
理論を始めた時点で「今年は無理かもしれない」と思いました。
暗記が得意ではありませんし、直前期が近づくほど焦りが増しました。
最低限に絞った
そこで、最低限覚えるところを決めました。
具体的には、スタディングの理論記述練習を軸にしつつ、その中でもさらに量を絞っています。
「戦えなくもない最低限」という感覚です。
ほかの予備校でいうところのAランクのうちの一部という感じです。
※私の理論の絞り方は、簿記論との同時合格で時間が足りない方向けです。
初学の方や理論が不安な方は、早めにコツコツ積み上げる方が安全です。
1か月で、最低限はある程度覚えられた
最低限に絞ったことで、1か月である程度は覚えられました。
その後は忘れないための復習や追加で穴埋め対策を行いました。
一方で、その他の理論は多少やったものの、なかなか定着しませんでした。
7月は理論を切った(共倒れ回避の判断)
7月は、理論に一切手を付けませんでした。
理由は、理論と簿記論がどっちつかずになって共倒れするのを避けるためです。
この判断は、誰にでもおすすめできるものではありません。
ただ、当時の私にとっては、
・理論を中途半端に続けて両方落ちる
・どちらかに寄せて、少なくとも共倒れを防ぐ
のどちらかしかない状態でした。
結果として、本試験では「たまたま覚えていたところ」が出題され、合格につながりました。
ここは運の要素が大きいので、この記事の冒頭で注意書きを入れた通りです。
理論はスマホ完結ではない
私は理論については、スマホ完結ではなく、印刷して紙で回していました。
理由は単純で、私の場合は紙のほうが定着しやすかったからです。
・印刷して、目に入る状態を作る
・書いて確認できる
・スキマ時間に見返しやすい
スマホ学習が向いている人もいますが、理論は紙運用のほうが合う人も多いと思います。
理論暗記ツール自体は完成度がたかく穴埋めを覚えるのに使うなら印刷の必要はないと思います。
表示対策
計算について苦手論点はなかったものの、財務諸表論特有の
・注記
・表示方法
の慣れに苦労しました。
そこで私は、注記や表示を紙に書いて壁に貼っていました。
地味ですが、目に入る回数が増えるだけで、ミスが減ります。
表示・注記の慣れのために、TACの市販問題集を1周した
表示や注記の慣れを作るために、私はTACの市販問題集(総合計算問題集 基礎編)を1周しました。
目的は「難問を解けるようになる」ではなく、
・本試験で“見たことがない”を減らす
・表示パターンに慣れる
ことです。
正直、これに関しては追加せずにスタディングの過去問演習などで十分対応可能だと思います。
基本はスタディング中心でも合格は狙えますが、表示・注記に不安がある人は“保険”として使うのはアリです。
過去問は6月から
過去問については、6月から取り組みました。
ただ、私は過去問を大量に回したタイプではなく、計算問題を数回だけです。
計算問題は財務諸表論の出題方法をさらうだけにとどめました。
ただ忘れないために週に一回だけ、財務諸表論の総合問題を解くようにしていました。
この点も再現性が高い話ではありません。
ただし、伝えたいのは「過去問を何回回したか」よりも、
・目的を決めて演習する
・弱点(表示・注記)を放置しない
という部分です。
模試は使っていない
私は財務諸表論に関しては模試は使っていません。
模試が不要だと言いたいわけではなく、時間と優先順位の問題で使いませんでした。
模試を使わない場合は、最低限
・時間を測って解く
・ミスを言語化して次で潰す
この2点をやったほうが良いです。
模試の代わりになるわけではありませんが、時間感覚は作れます。
スタディング財務諸表論が向いている人・向いていない人
最後に、スタディングが向く人を整理します。
向いている人
・通学が現実的ではない(時間的・金銭的に厳しい)
・スキマ時間でも学習を進めたい
・コツコツ継続できる
私自身は、スマホで「とりあえず1講義」ができたことで継続できました。
向いていない人
・強制力がないと学習が止まる
・通学で質問やペース管理をしたい
・対面のサポートが必須
強制力が不安な人は、学習時間を固定するか、比較記事で通学も検討するのが安全です。
まとめ|スタディングでも財務諸表論に合格は可能。ただし、優先順位は必須
スタディング財務諸表論でも合格は十分可能です。
ただし、私のケースは
・簿記論で計算が仕上がっていた
・出題や合格率など運の要素もあった
ため、「3か月で受かる」と一般化はできません。
一方で、
・講義→演習の流れを崩さない
・表示・注記など“慣れ”を放置しない
・理論は共倒れを避けるために優先順位を決める
このあたりは再現しやすいポイントです。
スタディングは無料で講義を体験できます。自分に合うか確認してから受講できるので安心です。
これから税理士試験を目指す方や、予備校選びで迷っている方にとって、スタディングは有力な選択肢の一つになると思います。
私が最終的にスタディングを選んだ理由は、以下の記事で詳しく解説しています。



