簿記論・財務諸表論を同時受験する人は多いですが、
・同時合格って本当にできるのか
・どっちを優先すべきか分からない
・勉強時間の目安が知りたい
・模試や過去問はいつからやるべきか
このあたりで迷いやすいと思います。
私自身、スタディングを使って簿記論・財務諸表論に同時合格しました。
結論から言うと、同時合格は十分可能です。
ただし、講座選びより先に「回し方」を決めないと、途中で崩れます。
この記事では、
・同時合格のロードマップ(全体像)
・基礎期〜直前期の勉強時間と配分
・伸びない原因になりやすい復習の落とし穴
・スタディング利用者向けの進め方(補足)
をまとめます。
同時合格は「3フェーズ」で管理すれば迷わない
同時合格は、次の3フェーズで考えるだけでかなりラクになります。
・基礎期(型づくり)
・得点力期(総合+回転)
・直前期(本試験形式+弱点潰し)
大事なのは、毎回「今日は何をやろう…」をやらないこと。
迷う時間が一番もったいないです。
基礎期|平均2時間でも成立する(簿記論寄せでOK)
基礎期は、勉強時間を増やすより「やることを絞る」のが正解です。
私の場合、基礎期は平均2時間くらい。
そして、ほぼ全部の時間を簿記論の計算に使っていました。
これはかなり合理的だと思っています。
理由はシンプルで、
・簿記論が安定すると、直前期のメンタルが安定する
・財表の計算にも効く
・「理解」より「再現(解ける型)」が早く作れる
からです。
この時期から理論をやっておくと後々楽になるので余裕がある方は始めるとよいと思います。
得点力期|「解ける」を「点が取れる」に変える
基礎が固まったら、得点力を作る時期に入ります。
ここでやることは2つだけ。
簿記論:総合問題で時間と精度を上げる
簿記論は、知識量よりも
・時間内に処理できるか
・ケアレスミスを潰せているか
で点数がブレます。
この時期から、
・総合問題を解く
・時間を測る
・復習テンプレでミスを潰す
をセットで回します。
財表:理論は「回転」で作る
理論は、読んでいるだけだと定着しません。
・回す
・書けない(穴が出る)
・穴を埋める
・また回す
これを淡々と繰り返すのが一番安定します。
直前期|平日5時間・休日10時間に上げる(配分を固定する)
直前期は、勉強時間を上げる価値があります。
私の場合、直前期から
・平日5時間(17時終わり/残業なし)
・休日10時間
に増やしました。
そして配分は、次で固定しました。
・問題を解く:5割
・復習:3割
・理論暗記:2割
直前期は、この比率を崩さない方が強いです。
迷いが減るので、結果的に勉強が進みます。
勉強時間の目安を先に知りたい方は、こちらでまとめています。
復習テンプレ|「解説読んで満足」をやめる
同時合格で一番差がつくのは、講義じゃなくて復習です。
やりがちな失敗はこれ。
・解説を読んで「なるほど」
・理解した気になる
・次に進む
→ でも本番で解けない
私もこれで遠回りしました。
だから復習ルールを固定しました。
最低ラインの復習ルール(間違えた問題だけ)
対象は、間違えた問題だけでOKです。
当日やることはこれだけ。
1.解説を読む
2.解説を閉じる
3.もう一回だけ解く
「理解した」ではなく、「再現できるか」を確認します。
さらに、
・1週間以内にもう一度解く
を最低ラインにします。
当日の解き直しでもう一回間違えた問題だけ、
・要チェック(頭に残すだけでOK)
にします。
ガチガチ管理は不要。
“再ミスだけ優先”で十分効きます。
簿記論の模試|判定より「分析素材」
簿記論は、本試験形式の問題を回す価値が高いです。
私は、
・前年の模試をメルカリで購入
・自宅で本番形式で解く
・解答用紙と点数を残す
・解答用紙は模試ごとに問題に挟んで保管
というやり方でした。
これが強い理由は、分析ができるからです。
・どこで間違えやすいか
・ケアレスミスの型
・前回〇→今回×(理解が不安定)
特に「前回〇→今回×」は危険です。
ここを優先して潰すだけで、点数が安定します。
模試を申し込んで受ければ順位が出ますが私は模試の順位に興味はなく、わざわざ日時を指定されて受ける必要もないと考えているため前年のものを購入しました。
本番同様の緊張感を味わいたい方は受けることをおすすめします。
私が解いた大原模試のレビューはこちら。
簿記論の仕上げ方|模試を「直前期の軸」にする
私は前年模試を11回分持っていました。
直前期はこれを軸に回しました。
やることはシンプルです。
・本番形式で解く(時間を測る)
・点数を書く
・解答用紙を残す(問題に挟んで保管)
・復習テンプレで間違いを潰す
・「前回〇→今回×」を最優先で潰す
模試は「受けて終わり」ではないです。
復習素材として使うのが正解です。
財務諸表論の回し方|模試なしでも成立する(代替で勝つ)
私は財表の模試は解いていません。
それでも成立したのは、財表を次の方針で回したからです。
・理論:回転
・計算:総合問題で表示・処理を崩さない
・直前期:問題5/復習3/理論2で回す
財表は「計算で落とさない設計」が重要です。
計算の大部分は簿記論でカバーできており、特有の注記や表示の方法は模試レベルの問題を解かなくても押さえることができます。
以上の理由により、模試には申し込んでいません。
ただし、各予備校はその年の出題予想を加味して出題していると思われますので余裕がある方はほかの予備校の模試を受けることをお勧めします。
過去問の使い方|6月まで取っておく
過去問は、早く解くほど偉いわけではないです。
私が良いと思う使い方はこれ。
・本試験過去問は6月まで取っておく
・初見で解く
・過去の合格ライン相当の点数が取れるか確認する
予備校の模試判定も参考になります。
ただ、過去問は「過去の受験生と比較できる」という意味で測定として強いです。
市販問題集の位置づけ|総合計算問題集は講義と模試の中間
私は市販で総合計算問題集も使っていました。
役割分担はこう考えると整理しやすいです。
・総合計算問題集:講義から本試験相当の問題までのステップアップ
・前年模試:本試験形式/時間配分/総合チェック
講義が終わった直後から模試でもよいですが、難易度が数段階上がるためその中間としてTACの総合計算問題集 応用編はとても良い教材だと思います。
追加した問題集はこちら
TACの市販問題集の話は、こちらでまとめています。
実際の失敗談
ここは体験談です。
失敗:3月にモンハンワイルズにドハマり
試験年の3月、普通にやらかしました。
1日1時間半しか勉強してません。
落ちた時のこと考えても仕方ない
勉強中は、ずっと今年はダメかもなって考えてました。
ただ、これを考えても点数は上がりません。
私は、
・とりあえずやれることをやる
・これで落ちても後悔しない
に切り替えました。
復習を「再現」に寄せた
やらかした勉強法は、解説を読んで満足するやつです。
改善したのが、この復習テンプレ。
・解説→閉じる→もう一回だけ解く
・1週間以内にもう一度
・再ミスだけ要チェック
・必要なら基礎問題まで戻る
「理解」ではなく「再現」を作る。
これが一番効きました。
直前期の勉強量+本試験形式の習慣
モンハンにドハマりしたことで勉強に火がついて
直前期は、
・平日5時間/休日10時間
・間違えた問題だけ解きまくる日を定期的に入れる
・毎日1回以上、本試験形式の問題を解く
を徹底しました。
スタディング利用者向け補足
ここからはスタディング勢向けの補足です。
基本は、
・リリースされた通りに進める
・リリース待ちのときはAI問題復習を解く
でOKです。
AI問題復習は「使い方」を間違えない
最初のほうは、AI問題復習ばかりに集中してやった気になっていました。
ですがこれではかなり非効率です。
AI問題復習の設定
私の設定はこれです。
・出題問題数:200問
・出題期間:一番短く
使いどころは、
・仕事の待ち時間
・スキマ時間
・朝、職場に早く着いて30分
です。
講義を1周したらAI問題復習はやめる
講義を1周したら、AI問題復習をやるのはおすすめしません。
そのタイミングから、
・市販問題集
・模試(前年でもOKですが会計基準の変更には要注意)
で問題を解きまくった方が理解が深まります。
スタディングは過去問・模試が用意されていますが、その中で出てこない論点があるのも事実です。
本試験レベルでそこを突かれた時の保険として、外部で穴埋めする考え方は持っておいた方がいいです。
まとめ|同時合格は「やること固定」で勝てる
最後に要点だけ。
・同時合格は3フェーズで管理する
・基礎期は平均2時間でも成立(簿記論計算に寄せてOK)
・直前期は問題5/復習3/理論2で固定
・復習は「解説→閉じる→1回→1週間以内」
・簿記論は模試+解答用紙&点数で分析すると強い
・財表は模試なしでも回る(理論回転+特有論点の整理で代替)
私が実際にやっていたスタディングの簿記論の勉強の進め方は、こちらでまとめています。
これから税理士試験を目指す方や、予備校選びで迷っている方にとって、スタディングは有力な選択肢の一つになると思います。
私が最終的にスタディングを選んだ理由は、以下の記事で詳しく解説しています。




